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IQ300による加工事例(鏡面加工)

ノーイメージ

2021.09.13技術情報

こんにちは!久々の投稿になります。志村精機製作所代表取締役志村哲央(のりお)です!約半年ぶりの更新になりますね(汗)最近はコロナの話題ばかりで気分も沈みがちになってしまいますが、あともう少しの辛抱だと思いながら頑張っております。

今回はホームページが切り替わって一発目の投稿です。これまで微細加工をご紹介してきましたが弊社の「会社案内」の表紙にもなっている「高硬度材の鏡面加工」についてご紹介いたします。

写真は「STAVAXの焼き入れ材」で、硬度はHRC50~55ほどです。ステンレス(SUS304)がHRC20前後、鉄(S45C)でHRC25前後ですので焼きが入ると相当硬くなります。ただ硬いから加工が大変!という訳ではありませんが、刃物の折損や折れが早い段階で起きるために基本「難削材」という括りになることが多い材料です。加工時間もかかりますし、そのあと「磨き」の工程を入れるとなると更にコストの面でもかかってしまいます。そこでIQ300による高速回転での「鏡面加工」を行えば加工時間はかかるかもしれませんが、工具費と磨きの時間を抑えることが出来、結果的にコストを下げることが可能です。

「鏡面加工」は硬い材料の方が効果が大きいですが、仕上げ面の面粗度は他の材質でも良く出来ますので、ご相談いただけるとうれしいです!

ちなみに今回のような高硬度材の鏡面加工は平らな面や立ち壁だと難しいのでご注意ください!なぜかと言いますと使用する刃物が「ボールエンドミル」という刃先が丸くなっているものなので曲面形状やテーパー形状に特化しているためです。曲面やテーパーを組み合わせたものが得意ですので、ご相談の際は一度形状を見させていただいてからご回答いたしますのでよろしくお願いいたします。

今後も技術情報を不定期ですがUPしていきますので、どうぞよろしくお願いいたします!